久しぶりのブログの更新になってしまいました。

コロナ禍で感染に対しての対策を最大限にしながら診療をさせていただいております。

常時歯科医師3名以上（土日は2名）での診療体制にしてしばらく経ちますが、歯周病予防としての定期メンテナンス、乳歯交換期の定期フッ素塗布のご予約が取りにくいというお言葉（ご指摘）を患者さんから沢山いただくようになりました。

こういったご指摘はほとんど受付で受けることなので、私自身が直接患者さんから聞くことはあまりないのですが、受付スタッフが患者さんからのご指摘をいただいた際は小さなことでも逐一報告するよう伝えております。

患者さんの生の声は、よりよい歯科医院をつくっていくために大変参考になるのです。

私たち中で働いている人が、いくら頭をひねって考えても『予約を取ってみのる歯科に足を運んで患者さんとして診療台に座って治療を受け、最後にお会計と次回の予約を取る』この実際の一連の流れを体験した患者さん自身が「あれ？」「なんか違うんじゃないか」「不便だな」そういった小さな不満や違和感などのリアルな声に耳を傾けないと、現状のままで今よりもより通いやすい歯科医院に生まれ変わることはないと思っております。

したがって、患者さんからのご指摘は真摯に受け止め、どうしたら改善できるかを常に考えるようにしております。

特に今年になって予約を取りやすくするために、常勤歯科医師1名、常勤歯科衛生士1名増員しましたが、とうとう診療台のキャパシティが限界になりました。

その中で、私の中に「診療台がもう一台増えれば、もっと患者さんを待たせることなく効率よく治療が出来るのではないか？」と考えるのになりました。

すでに当院の設計ではユニット（診療台）6台で目一杯だったのですが、コロナ禍で今となっては使わなくなってしまったキッズスペースを利用しどうにかしてあともう一台増やせないかと考え、常勤の奥住先生と設計事務所に設計図面を考えていただきユニットをもう一台増やす設計図が完成しました。

ただ一つ、最後まで悩んだのは、スタッフルームにあったスタッフ用のトイレを潰さなくてはならないことです。　　

実はみのる歯科には、スタッフ用のトイレがあったのです。

恐らくベルクスのテナントに入ってる中で、自分の敷地の中にトイレを作ったのはみのる歯科だけだと思います。

ベルクスのバックヤードに従業員用のトイレがあり、本来であればそのトイレを使用すればよかったのですが、開院する際に私は「近くにあった方が便利」と簡単に考えわざわざトイレを作ってしまったのです。

最初からなければ何も思わないでしょうが、「今あるものがなくなる」のは本当に不便を感じるものです。

当然スタッフからも「トイレがなくなっちゃうんですか？」との声が上がりました。

私としては悩むわけです。

患者さんの要望は聞くのに、スタッフの要望は聞かないのか、と。

なんとかトイレを残したまま診療台を一台増やす設計はできないか考えましたが、やはりどうしても難しいとのこと。

結局最後はスタッフが理解を示してくれ、診療台を増やすことに決まりましたが、トイレを作ってしまった自分にも問題がありますが、このことばかりはトイレを残してあげたかったなと、悔いが残ります。

今回はスタッフが理解を示してくれて実現するので、何か別のことでスタッフの要望をどこかで叶えてあげたないなと思います。

トイレの代わりにはなりませんが、有給は全日消化できる体制を整えるにしてあげたい、など待遇面でスタッフがもう少し働き易い職場が実現できないかと色々考えております。

話が逸れてしまいましたが、当院の理念として浮間舟渡という地域に密着すること、歯のことで困っている方にはどんなことでも対応するという考えのもと、今後も最大限の体制で診療に当たりたいと思っております。

診療台を増やす工事のため、8月のお盆期間中は院内改装期間として休診とさせていただく予定です。

具体的な日程が決まりましたら、改めてご報告致します。

ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。

松原　稔