こんにちは。
先日、虫歯の治療中にご質問を受けました。
皆さんにも知っていただきたいと思う内容でしたのでこちらに書かせていただきます。
「虫歯ってどのように取り残さないようにするんですか?」という患者さんからの質問です。
歯科医の立場からすると、とても鋭い質問です。
というのも、歯医者さんは虫歯を削るときに取り残しのないよう神経を張りながら
治療をしているからです。
そもそも虫歯というのは、虫歯菌が出す酸によって歯が溶けてしまう病気です。
そのため歯が黒くなったり、軟らかくなります。
目で見て色が変わっていたり、硬くなっている部分を取り除いていくのですが、
人の感覚に頼る治療になってしまいますので、
“取り残し”のないよう当院では別の確認方法を取入れています。
昔から使われている方法ですが、虫歯だけを染め出すという方法があります。
感覚だけに頼ってしまっては、場合によっては見落とすことがあるかもしれませんが、
この染め出しを行うと、虫歯を取り残してしまう、ということがないため
当院では出来るだけ行うようにしています。
昔から使われている方法なだけあり、やはり間違いありません。
当院では、場合によっては染め出しを二度行ったり、
染め出し材を二色使ったりと、虫歯の見落とし(取り残し)のないよう工夫しております。
そして、この方法は虫歯の取り残しだけでなく、削り過ぎも防いでくれるのです。
虫歯は確実に取り除かなくてはならないですが、歯の削る部分は最小限に
留めなくてはなりません。
歯の神経に近い深い虫歯の場合には、特に重要で技量が問われる部分です。
少しでも歯を長持ちさせる治療を行い、10年後もよいコンディションを保てるように
お手伝いさせていただきます。
松原
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みのる歯科 浮間舟渡
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